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ファイティングファンタジーゲームブック日本未訳作品の翻訳活動
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英国のファイティングファンタジー本家公式サイトに告知がありましたので、こちらでも拡散いたします。
パフィンブックス時代の初代FFシリーズで最も多くの作品を書き上げた作家であるキース・マーティン氏が亡くなられたそうです。以下にFF本家の記事を翻訳して掲載しておきます。素人の訳なので誤訳があったら御容赦下さい。

https://officialfightingfantasy.blogspot.com/2018/11/carl-sargent-1952-2018.html
Monday, 12 November 2018

カール・サージェント(1952-2018)
多くの作品を残したRPGライター、作家、超心理学者であるカール・サージェント氏が亡くなったという、大変残念なニュースを聞きました。

カール氏は1988年から1995年の間に「魂奪鬼 Stealer of Souls」「吸血鬼の魔城 Vault of the Vampire」「混沌の支配者 Master of Chaos」「破壊の塔 Tower of Destruction」「亡者島 Island of the Undead」「ナイトドラゴン Night Dragon」「ザゴールの伝説 Legend of Zagor」「吸血鬼の復讐 Revenge of the Vampire」といったシリーズ7作のゲームブックを書き上げた作家キース・マーティンとして、世界各地のファイティングファンタジーファンに知られてきました。

一方で、イアン・リビングストン氏と合作した全4巻の短編小説(ザゴールの伝説※の主人公3人を活かして主役にした「炎の嵐 Firestorm」「闇の玉座 Darkthrone」「髑髏岩 Skullcrag」「魔王 Demonlord」)においては彼の本名で登場しました。

※イアン・リビングストン氏によってデザインされ、パーカーブラザーズ社によって発表されたボードゲームを元にした。

タイタンの世界がカール氏の貢献なしには大変狭い世界だったように、彼の仕事によってグレイホーク、ウォーハンマー、シャドウラン、アースドーンの世界は豊かになったのです。

そして我々は今夜、ハイドリッヒ城の倉庫から取り出した素晴らしいモルトヴァニア産赤ワインで彼の思い出と共に乾杯し、この辛い時の中にある彼の友人と家族に思いをはせるでしょう。


カール・サージェントの記憶 1952-2018


マーティン氏の最初のFFゲームブックはパフィンブックス版の第34巻「魂奪鬼」で、まさに社会思想社による日本版FF最終巻となった33巻「天空要塞アーロック Sky Lord」の次でした。ちょうど翻訳される前の巻で打ち切られてしまった為、ついに日本では公式翻訳のないFF作家の一人となってしまった訳です。
マーティン氏のゲームブックは迷宮探検物が得意だった事と、終盤のボス格の敵に備えてそれらを弱体化または主人公を強化するアイテムや魔法を集めて回る展開となっているのが一大特色と言えるでしょう。ただ、それでも戦闘バランスがややきつく、技術点10以上推奨の本がほとんどでしたが。それでも戦闘バランスが完全に破綻した後期リビングストン作品よりは比較的公正だったと言えるでしょう。中でもやはり最高傑作は「ナイトドラゴン」と「ザゴールの伝説」ではないでしょうか。ジャクソン作品やリビングストン作品がクリアルートのガチガチに限定された「ルート探しアドベンチャー」であるなら、マーティン作品は「戦闘を重視した本来的なロールプレイング」だったと思います。マーティン作品に即死が少ないのもそうした作風から来る必然であったでしょう。

当サークルもこれまでマーティン作品を訳してきて、未刊の作品も残り少なくなってきました。「破壊の塔」と「吸血鬼の復讐」のバグの多さに悩まされたのも、今となっては懐かしい思い出です。後期パフィンシリーズで小説含めてあれだけの数を残し、この人がFFに残した功績は大変大きな物があります。後のジョナサン・グリーン氏も大きな影響を受けました。謹んで冥福を祈りたく思います。

なお、マーティン作品の一つである「混沌の支配者」はすでに翻訳を終えており、近いうちにお目に掛けられると思います。御期待下さい!
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